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最近ようやく半袖を卒業しつつある、卜部です。夜になると随分涼しくなってきて、温かいお風呂が気持ち良く感じる今日この頃。私にはお風呂に入って気分が良くなると、つい歌ってしまう癖があるんです…。昔、アパートで一人暮らしをしていた頃、窓から漏れていた歌声を大家さんに褒めてもらい、聞かれていたなんて…と、とても恥ずかしかった経験があります。そういえば、先日11月2日は「キッチン・バスの日」だと知っていましたか?11月3日の「文化の日」から派生し、前日に家庭文化のあり方を考える日として制定されたようです。そんな身近な記念日に関連して、今回は『キッチンやお風呂に関する近隣トラブル』を紹介します。

 

【目次】
1.近隣には無関係、と気を抜いてしまいがちなキッチンやお風呂の“生活音”
2.事例①(キッチンでの調理の際に生じる作業音) 
3.事例②(お風呂場から聞こえる入浴時の生活音)
4.近隣トラブル解決への近道は第三者を入れること

 

近隣には無関係、と気を抜いてしまいがちなキッチンやお風呂の“生活音”

騒音トラブルというと、ベランダや廊下のような屋外で発生する騒音を思い浮かべる方も多いと思います。しかし、意外にも見落としがちなのが、お風呂やキッチンなどの室内で生じる生活音です。特に、お風呂は音が響きやすい造りである上に、人によっては早朝や深夜の時間帯に入浴する人もいるため、自分が思っている以上に外に音が漏れている、なんてことも少なくありません。室内だからと油断してしまうと、後々大きな騒音トラブルへ発展する可能性もあるでしょう。キッチンもまた、家電が集中していることや作業が生じやすい場所であることから、近隣への配慮が欠かせない場所です。

では、キッチンやお風呂で起こる生活音にはどのようなものがあるのか、実際にあった近隣トラブル事例をみていきましょう。

 

 

事例①(キッチンでの調理の際に生じる作業音)


Aさんは、マンションの上階から聞こえてくる振動音に悩まされている。
上階からは、ほぼ毎朝5時~6時頃にかけて何か重くて大きい物を落とすような“ドスンドスン”という振動音が響いている。振動音は昼間の日もあるが、朝早くから聞こえてくることがほとんどで、Aさんにとって大きなストレスになっている。

弊社より上階の入居者に確認したところ、朝早くから習慣的にキッチンでパン作りをしていることが判明した。パンを作る際に、天板で生地をこねたり打ち付けたりしている音がAさんの部屋に響いていてしまっていた。
上階の入居者から「時間をずらせばこれからも続けてもいか?」という質問があったものの、時間帯に関わらず音が近隣に響いてしまっていて、その音を迷惑だと感じている人がいる事実に変わりはないため、配慮の必要がある旨を説明した。


パン作りに限らず、趣味として家で料理を楽しんでいる人もいるでしょう。しかし作るものによっては調理音が大きく響いてしまうこともあるため、集合住宅で暮らす場合などには近隣に音が響かないような配慮が必要です。特に、パン作りやお菓子作り、調理家電の使用時には、日常生活の中ではなかなか生じない音が発生するため、窓を閉めたり調理する時間帯に気を付けたりするなどの対策をしましょう。
また、料理の場合は音だけでなく“匂い”がトラブルの原因となることもあるため、外に匂いが漏れないような工夫も忘れずに。

 

事例②(お風呂場から聞こえる入浴時の生活音)


Bさんは、深夜1時~3時くらいにかけて隣室から聞こえてくる音に悩んでいる。
音元は隣室のお風呂場で、お風呂の蓋を“バタバタッ”と開閉したり落としたりするような音が頻繁に聞こえてくる。さらに“ピシャピシャッ”という水音らしき音も鳴っていたことから、騒音元がお風呂場であると見当をつけた。
Bさんは連日深夜に同じような音で起こされていて、現在寝不足の状態にある。

隣室の入居者にヒアリングをしたところ、ここ最近は深夜に入浴する日が続いていることがわかった。入浴が深夜になってしまう理由は、仕事から帰宅後に疲れて居眠りをしてしまい、お風呂の時間が遅くなってしまうためであった。隣室の入居者は、「まさかお風呂の音が近隣に響いているとは思ってもみなかった」という。弊社から注意喚起を行い、今後は音が響いてしまう可能性を考慮して、早めの時間帯にお風呂に入るようにするとのこと。

 
お風呂場で生じる騒音トラブルも意外と多く寄せられる相談内容のひとつ。人それぞれの生活リズムがあるため、入浴時間帯は人によって異なるものだが「入浴時の音は響きやすい」ということを念頭に入れておきたい。
近隣に迷惑をかけないためにも、お風呂の蓋の開閉時に大きな音が出ないよう配慮したり、入浴時間をずらしたりすることが大切である。今回の事例のように、居眠りを挟んでしまうのは自身の生活リズムの妨げにもなり得るため、入浴時間帯の改善は生活リズムを整える上でも重要である。

 


近隣トラブル解決への近道は第三者を入れること


キッチンやお風呂にいる時間は一日のうち限られた時間であるため、大きな音を出してしまったとしても大丈夫だと油断してしまいがちです。
しかし今回の事例のように、日常生活で生じる音は思いのほか、近隣に響いていることがわかったと思います。こうした意図せぬ生活音によるトラブルは、第三者が間に入ることで、相談者の不安軽減や入居者の意識改善につながり、近隣トラブルの解決へと導きます。

弊社の『近隣トラブル解決支援サービス』では今回の事例の他にも、

「近隣からの迷惑行為に悩んでいる」

「ゴミの出し方が一向に改善されない」

「敷地内を不審な人物がうろついていて困っている」

といった近隣トラブルに関する相談の解決支援を行っています。
近隣住民同士、お互いが快適に生活できるように、ぜひ積極的に活用してみましょう。

 

 ■株式会社ヴァンガードスミス

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