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- 【10月30日はマナーの日】マナーのズレがトラブルの原因にも?知っておきたい近隣トラブルとその対策
最近、子どもに食事のマナーについて指摘をしています卜部です。食べ物で遊んじゃダメとか、口に食べ物を入れながら話しちゃダメとか、そんなことを教えているのですが、大人になっても食事のマナーがイマイチな人がいる気がします。もちろん自分もえらそうなことは言えないのですが!いくつになってもマナーの基準って人それぞれなのかなぁ、なんて考えてしまうのです。そんな本日10月30日は「マナーの日」。日本サービスマナー協会の設立日ということから制定されているそうです。近隣トラブルにも「マナー」に関するトラブルは数多くあります。今回はマナーにまつわるトラブル事例をいくつか紹介していきます。
【目次】
① 「これくらいなら大丈夫だろう」のズレが原因?マナーをめぐる近隣トラブル
・【ゴミ出しマナー編】共用スペースへの配慮|「自分さえよければ」が招くトラブル
② 近隣トラブルに困ったときは第三者を入れること穏便な解決への近道
「これくらいなら大丈夫だろう」のズレが原因?マナーをめぐる近隣トラブル
テーブルマナーやビジネスマナー、交通マナーなど、私たちの日常生活には様々なマナーが存在します。これらは長年の慣習や安全への配慮から生まれたものですが、一方で「マナー違反」の基準が曖昧な場合も少なくありません。特に集合住宅での生活では、声の大きさや共用スペースの使い方など、人それぞれの価値観の違いが近隣トラブルの原因となることがあります。
また、マナーとルールの違いも理解しておくことが大切になります。ルールは全員が守ってしかるものべきですが、マナーはそれぞれの配慮によって成り立つものです。明らかなマナー違反に悩まされるケースもあれば「これくらいなら大丈夫だろう」というそれぞれの認識のズレから生じるトラブルも多々あります。本記事では、そんな「マナー」にまつわる身近な近隣トラブルの事例と、その背景について紹介していきます。
【話し声のマナー編】夜の会話音量|隣人との感覚のズレ
【内容】
最近越してきた隣人の夜間の話し声が気になる。話すならベランダの窓を閉めるくらいのマナーは守ってほしい。複数人で話すときは施錠して最低限声が漏れない配慮をしてほしい。
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【ヒアリング結果】
入居者に確認すると、話が盛り上がってたしかに声が大きくなってしまっていたかもしれないとのこと。しかし、隣人がそこまで気になってしまっているほどとは思わなかった。以後気を付けるという回答があった。
夜間は日中と比べて静かなことが多いため、自分が思っている以上に音や声が隣家に伝わりやすくなります。
しかし、今回の相談者の言っていた「話すならベランダの窓を閉めるくらいのマナーは守ってほしい」という考え方が普遍的な"マナー"とは限りません。
大切なのは隣人への思いやりです。「声を小さくする」といった小さな配慮が、結果的にマナーを守ることにつながります。マナーの基準は人それぞれですが、お互いの生活を尊重し合うことが集合住宅での暮らしには欠かせません。
【ゴミ出しマナー編】共用スペースへの配慮|「自分さえよければ」が招くトラブル
【内容】
同じ物件内に新聞や雑誌を縛らずに捨てる入居者がいて、風が強く吹いた日には近隣にゴミが散らばってしまっている。また、吸ったあとの煙草をそのままポイ捨てをする入居者もいるようで、吸い殻がたくさん転がっているときもある。住居の敷地内のため、ゴミが散らばっているのが不愉快。
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【ヒアリング結果】
管理会社側と相談のうえ、ゴミ出しや煙草のポイ捨てについての注意事項を記載した注意文の送付を依頼した。
自分の手から離れたらゴミなんてどうなってもいいと考える人もいるかもしれません。しかし、ゴミ捨て場は共用スペースの一部であり、最後まで責任を持ってゴミを処理することが、集合住宅で暮らすうえでの重要なマナーです。
この事例のように、ゴミ関連のトラブルは行為者の特定が難しいものです。「誰も見ていないから大丈夫」という考えは、結果的に他人の生活環境を損なう可能性もあります。ゴミ捨て場に限らず、エントランスや階段、エレベーターなどすべての共用スペースをキレイに使用するという意識が大切です。
一人ひとりが「自分さえよければ」という考えを捨て、小さな心遣いの積み重ねで全員が気持ちよく過ごせるようにしましょう。
近隣トラブルに困ったときは第三者を入れることが穏便な解決への近道
今回は、マナーに関する近隣トラブルとその事例を紹介しました。
マナーは私たちの日常生活に深く根ざしていますが、その解釈や基準は人それぞれ異なることがあります。お互いの生活を尊重し、思いやりを持って行動することで、全員が気持ちよく過ごせるような住環境にしましょう。
11月2日は「キッチン・バスの日」。
これまで様々な近隣トラブルを紹介してきましたが、キッチンやお風呂に関する近隣トラブルも少なくありません。
次回はそんなキッチンやお風呂にまつわる近隣トラブルをご紹介します。
また、近隣トラブルを起こさないようにすれば良いだけでなく、自分が近隣トラブルに巻き込まれないように対策をすることも大切です。
「上の階の住人の足音や声が気になる」
「隣の部屋からの音が響いていて困る」
そんな近隣トラブルに巻き込まれないようにするためには、自身での直接対応は避け、近隣トラブル解決支援サービスを活用するなど、第三者を入れるようにしましょう。
■株式会社ヴァンガードスミス
【事業内容】トラブル解決支援事業
【HP】https://v-smith.co.jp/
【提供サービス】
近隣トラブル解決支援サービス
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