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どうも卜部です!花粉症をお持ちの方は、そろそろ症状が落ち着いてきましたか?卜部はスギ、ヒノキ、ブタクサ、ハウスダスト、すべてにアレルギー反応を起こしているのでなかなか症状が落ち着かず困っております。今年は、黄砂の影響も大きかったですよね…。自分の身体の不調はもちろんですが、うっすら車が汚れるのもダメージが大きかったです。黄砂のせいで堪えきれず、今年は何度か自分で洗車をしましたよ~。車を洗って「よ(4)い、ツ(2)ヤ(8)」が出るように頑張りました!そんな由来から制定された「洗車の日(4月28日)」に、洗車にまつわる近隣トラブル事例をご紹介します。

 

<目次>

①大切な愛車のお手入れが近隣迷惑に?共用スペースでの洗車によるトラブル

②配慮している“つもり”はなかなか相手に伝わらない

 

大切な愛車のお手入れが近隣迷惑に?共用スペースでの洗車トラブル

 
<Aさんの事例>

同じ物件の入居者が、物件のゴミ捨て場の水道でバイクを洗っていた。また、洗車だけでなく、別の日は朝から昼までバイクのエンジンをふかしていたこともあった。洗車しているときはゴミ捨ての妨げになっていたし、バイクのふかし音も気になったため、趣味であっても少し配慮してほしいという思いから当社窓口に相談するに至った。

該当すると思われる入居者に話を聞くと、たしかにバイクのメンテナンスをしていたことが判明した。洗車やふかし音について伝えたところ、近隣には全く迷惑はかかっていないと考えていたとのことだった。共用部の水を使用した洗車やふかし音に対して配慮するように依頼したところ、本人からは「今後気をつける」という回答があった。


 
バイクが趣味の方は、乗ることに限らず、念入りな手入れ等までこだわったり楽しんだりすることも多いでしょう。
しかし、自分の楽しみが近隣住民にとっては迷惑になってしまうこともあります。
例えば今回の事例のように、ゴミ捨て場の水道を個人的な洗車に使用することは、共用スペースの私的利用にあたり、本来の用途からは外れています(物件の規約による)。
また、バイクや車の独特な排気音は大きく響きます。自宅でゆっくり過ごしたい方には、音量によっては不快に感じるかもしれません。
集合住宅での生活では特に「自分の行動が他者にどう影響するか」を意識することが大切です。「自分は気にならない」と思っていても、他の方にとっては大きな迷惑になっていることもあります。
趣味を楽しむ権利は誰にでもありますが、共同生活をする上では一定の配慮を心がけましょう。

 

配慮している"つもり"はなかなか相手に伝わらない


<Bさんの事例>

物件の敷地内で頻繁に車の洗車をしている住民がいる。まるで専有の庭で洗っているかのようにホースで勢い良く水を出して洗車しており、うちのベランダの洗濯物に水が飛び散って濡れてしまわないかいつも不安になってしまう。また、そもそもこの物件で洗車をしていいのかも不明であり、個人的な観点だが他の近隣住宅から見てモラルがないような人が住んでいる物件だと思われてしまうのではないかという点も気になるため、当社窓口に相談することに。

該当の部屋の入居者に確認すると、頻繁に洗車をしていることはたしかであるが、最低限水が近隣住民の洗濯物にかからないように“配慮していたつもり”だったという回答があった。また、該当の物件の管理会社に改めて洗車に関する規約を確認してみると、洗車自体を禁止はしておらず「常識の範囲内」であれば問題ないとの説明があった。その内容について改めて両者に説明することで事態は収束した。

 

「配慮しているつもり」と思っていても、その認識が相手に伝わらないことでトラブルに発展するケースは少なくありません。特に「常識の範囲内」という曖昧な基準は、人によって解釈が大きく異なることがあります。
また、中にはこの事例の相談者のように自分の住んでいる物件の客観的な見え方という部分を気にする人もいるため、物件の規定や自分の基準だけでなく、周りがどう感じるかを考えてみるも大切です。
洗車の場合は水の飛び散りや音などの問題は避けられないため、時間帯や場所に配慮したり、コイン洗車場の利用を検討したりするなど、状況に応じた対応が必要になるでしょう。

 

今回は、洗車にまつわる近隣トラブルの事例をご紹介しました。愛車のお手入れは趣味でもあり楽しみでもありますが、集合住宅では他の住民への配慮も必要です。自分の行動が他者にどう影響するかを常に意識し、互いに気持ちよく生活できる環境づくりを心がけましょう。

次回は、株式会社ヴァンガードスミスの社員にインタビューした取材記事の第三弾をお届けします!ぜひご覧ください。