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- 【やられたらやり返す!は絶対NG】近隣トラブルに発展させないためにやってはいけないこと
どうも!
息子の入園式準備に追われてバタついております卜部です~。
子どもって可愛いんですけど…大きくなるまでは大変なことも多いですよね(汗)
前回の記事でも「子どもにまつわる騒音」の例がありましたが、
やっぱりどうしても避けられないときがあります…。
卜部家も、何度かご迷惑おかけしているのですが、
ご近所さんに理解のある方も多く、寛容に受け止めていただいています。
でも!世の中には、子どもの騒音であろうとなんと
騒音だと感じたら、騒音を出してやり返す人たちもいるんです。
今回はそんな近隣トラブルの「やり返し」にまつわるお話です。
「やられたらやり返す!倍返しだ!!」
あのドラマまた観たくなっちゃうな~!!(倍返しはダメだけどね…)
目次
①先に加害者になっていたのは実は自分?意外なきっかけで起こる近隣トラブル
②近隣トラブルを悪化させないために絶対にやってはいけない行動4選
③近隣トラブルに困ったときは第三者を入れることが穏便な解決への近道
先に加害者になっていたのは実は自分?意外なきっかけで起こる近隣トラブル
隣人から壁ドンされた原因は「自分の生活音」だった
【内容】
隣から壁をドンドン叩かれる。入居当初からずっと叩かれていて、寝ている時間でも関係なく1日5回くらい叩かれている。あまりにうるさくて3回ほど壁を叩き返してしまったが、そこからさらに壁を叩く頻度が多くなっている気がするとの相談。
↓
【ヒアリング結果】
該当の入居者に聴取したところ、たしかに壁を叩いた覚えがあるとのことだった。理由を聞くと、隣(相談者)の部屋から何か重いものを置くような「ドンッ」という音や玄関ドアを思い切り閉めるような音が響いてきて、うるさかったから叩いたという説明があった。
本件は「隣の部屋からの騒音がうるさい」という理由があって壁を叩いてしまった事例でしたが、もちろん理由があれば壁を叩いていいというわけではありません。また、相談者の“叩き返す”という行動にも問題があります。場合によっては叩き合いなどのヒートアップにもつながるため、隣からの音がうるさいと感じたら、壁を叩かず録音・録画をして相談窓口に連絡してほしいと両者に伝えて事態は収束しました。
静かにしてほしいと伝えるつもりが逆にトラブルに
【内容】
階下の住人が天井をつついている音が聞こえる。足音を出している自覚はないが、テレビをつけていたり、家事などの活動時間中につつかれることが多く、気になっているとの相談。
↓
【ヒアリング結果】
該当の入居者に確認したところ、上階から大きな音が聞こえてきたため、ホウキを使って天井をつついたおぼえはあるとのこと。「うるさいから静かにしてほしい!」という想いが天井をつつくことで相手に伝わればと思っての行動だった。
苦情を伝えるために直接の接触を図ることはもってのほかですが、このように間接的な攻撃をすることも事態のヒートアップにつながる可能性が非常に高いです。どのような解決がのぞましいかは、当ブログの最後を参考にしてみてください。
加害者の思い込みが状況をエスカレートさせた
【内容】
洗面所で身支度をしていたり、ドライヤーで髪を乾かしているだけで壁をものすごい強さで叩かれる。同時に「うるせー!」などの怒鳴り声も聞こえてきて恐怖を感じる。さらに状況が変わってゆき、自転車が一部壊されていたり、暴言が書き連ねられた匿名の手紙がポストに入れられるなどの事態も起こるようになった。同一人物(隣人)から危害を加えられている気がしているとの相談。
↓
【ヒアリング結果】
該当の入居者に聴取したところ、隣人(相談者)がこちらを嫌っていて、暴言を吐いたりしてくるため、やり返しのつもりでやったとの説明があった。ヒアリングを繰り返しているうちに、相談者側から嫌われていることや暴言を吐かれたりしていたことはすべて相手方の入居者の被害妄想であったことが判明。
本件は、同じ嫌がらせを繰り返されるようなトラブルではなく、時間の経過とともに嫌がらせの内容がヒートアップしていく内容でした。嫌がらせの被害や何となく違和感を感じた時点で早めに第三者に相談をすることも、大切なカギとなってきます。
今回は「やり返し」をキーワードにいくつかの事例をご紹介しました。
やり返してしまうと、相手の気持ちをさらに逆撫でることに繋がる可能性があり、自分の抱える悩みや問題の解決にはなかなか至らず、さらに逆効果にもなって重大な近隣トラブルにつながる可能性も高まります。
では、近隣トラブルに発展させないためにはどんな意識が必要なのでしょうか?次に、近隣トラブルに発展させないためにしてはいけない具体的な行動例をご紹介します。
近隣トラブルを悪化させないために絶対にやってはいけない行動4選
下記は、近隣からの騒音や迷惑行為に悩んだとき、近隣トラブルに発展させないためにやってはいけない具体的な行動例です。
- うるさいと感じている相手に直接会いに行かない
感情的になって言い争いになる可能性が高く、冷静な対話が難しいため、直接会うことは避けましょう。たとえその場で収まっても、後日再燃することも。トラブルの原因を客観的に整理し、場合に応じて第三者を交えて話し合うことがおすすめです。
- 手紙を出す
意見を手紙で伝えることは、直接会話をするよりも感情的にならずに済むと思われるかもしれません。しかしどんな内容であれ、知らない誰かから突然手紙が来たら不信感や気味悪さを感じるものです。そんな感情を抱いている相手の主張を素直に受け入れられるでしょうか?また、証拠としても残るため、内容によっては後々自分に不利に働く可能性もあり、手紙を出すのも得策ではありません。
- 相手に聞こえるように壁を叩く
相手に聞こえるように壁を叩いて抗議することは明らかに相手を挑発する行為であり、相手を激高させてしまうとトラブルの悪化にもつながります。相手が先に騒音を発してきた、ということは正当な理由になりません。自分の行動が相手にどう映るか想像力を働かせ、冷静さを保つよう努めましょう。
- うるさいと思いながらも、ただただ耐える
近隣からの騒音や迷惑行為に悩まされていても、我慢し続けることもあまり良いことではありません。我慢し続けるとストレスがたまり、我慢の糸が切れた瞬間に感情的な対応につながりやすくなります。一人で抱え込まず、家族や友人、または専門家や信頼できる人に相談するなど、第三者に頼ることがおすすめです。
近隣トラブルに困ったときは第三者を入れることが穏便な解決への近道
今回は近隣トラブルに発展させないためにやってはいけない行動とその事例をご紹介しました。
やられたらやり返すスタンスでは、根本的な解決には至りません。
むしろ、近隣との関係を悪化させてしまう原因になってしまいます。
やり返してしまって自分が加害者側になってしまわないように、
近隣トラブル解決支援サービスを活用するなど、第三者を入れるようにしましょう。
近隣トラブル解決支援サービスとは、元警察官が相談員として「騒音」「迷惑行為」「つきまとい行為」「SNSによる誹謗中傷」など、「事件未満(事件化前)のトラブル」の解決支援をするサービスです。
トラブルを未然に防ぎ、良好な近隣関係を築くためにも、ぜひ今から近隣トラブル解決支援サービスをご検討ください。
■株式会社ヴァンガードスミス
【事業内容】トラブル解決支援事業
【提供サービス】近隣トラブル解決支援サービス
「Pサポ」