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- 【1月19日は「カラオケの日」】思わず歌い出したくなるときは要注意?人が集まる場面に潜む近隣トラブル
どうも卜部です!まだまだ新年会のご予定がある方は、どうお過ごしですか?やっぱり飲み会の締めはカラオケでしょうか?ちなみに、卜部の十八番はポルノグラフィティです。
みなさんも好きな歌やハマってる歌は、日常生活の中でつい口ずさんでしまうこともありますよね。特に何か良いことがあったときには、口ずさむどころか熱唱してしまうなんて方もいるのではないでしょうか?気持ちはすごくわかるのですが、自宅でのカラオケは近隣トラブルの原因となる可能性があります。そこで今回は、1月19日の「カラオケの日」にちなんで“人が集まる場面に潜む近隣トラブル”を紹介します。
【目次】
<Aさんの事例>
年明け1月2日・3日の両日、Aさんが自宅でくつろいでいると、マンションの上階から音楽と男性の歌声が響いてきた。その音は生活音の範囲を超える音量で、曲名がはっきりとわかるほどであったことから、複数人でカラオケをしていると推測できた。
カラオケはかれこれ1時間以上も続いており、時間が経つにつれ盛り上がっているのか、次第に音量が増していった。年始は家にいる時間が多かったこともあり、Aさんは音が響いてくることがとてもストレスとなり、弊社窓口に相談するに至った。
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相談員が上階の入居者に話を聞いたところ、年始に親戚で集まってカラオケ大会を行っていたことが判明した。騒音元となっている入居者に、近隣に音が響いてしまっている事実を伝え注意を促すと、「正月だけなんだから許されるのではないか?そうなると子どもの泣き声なども騒音になるのでは?」という返事があった。しかし、子どもの泣き声と歌声は別物であり、歌声については許容される対象にはならない旨を説明したところ、入居者の理解を得て事態は収束。
年末年始などイベントが重なるシーズンは特に、複数人で集まる機会が増えます。中でも、久しぶりに会った親戚同士で盛り上がるとカラオケなどの音を出す娯楽に発展することもあるでしょう。ましてやお酒が入っていればいつもより判断力が鈍り”許容できる範囲を超える騒音”を発生させてしまうこともあるかもしれません。
しかし、年末年始であればなおさら、家でゆっくりと過ごす人が増えるのも事実。
ここでいう「許容できる範囲」とは、日常生活で発生しうる音であるかどうかが基準となります。
今回のカラオケの歌声は「日常生活で発生しうる音」とは異なり、子供の泣き声などとは区別する必要があります。
どうしても歌いたい場合は、カラオケ施設や防音施設に移動するなどの手段を選びましょう。
<Bさんの事例>
Bさんが入居しているビル1階の社交飲食店から騒ぎ声が聞こえてくる。社交飲食店ではドアを開けているのか、歌声や大勢の騒ぎ声が聞こえてくるためかなりの騒音となっている。歌声や騒ぎ声が聞こえてくる時間が深夜時間帯であったこともあり、Bさんから「気持ちが落ち着かず、生活に支障が出て困っている」と当窓口に相談があった。
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相談員が該当の社交飲食店へ伺い、オーナーへ周囲に騒音が伝わっている旨を説明し、配慮するよう依頼をした。オーナーからは「以後気を付ける」という回答があった。併せて、同じビルに社交飲食店があるのは入居前から分かっていたことでもあるため、ある程度の許容は必要であることを相談者側にも説明した。両者に理解をしてもらい事態は収束した。
この物件のように、集合住宅と同じビルに飲食店などが入っていることはよくあります。今回は、社交飲食店側がドアを開けていたことも原因のひとつですが、そもそも社交飲食店はお客さんが飲食やカラオケを楽しむ場所であり、人の出入りがあることは当然のため一概に社交飲食店側だけに非があるとはいえません。また、社交飲食店があるような地域は住居専用の地域ではないため、閑静な生活を望む人にはそもそも向いていません。
物件の周辺環境については内見や契約の際にも知る機会があるため、入居者側も多少の騒音は覚悟をして入居を決めたはず。入居後の近隣トラブルを避けるためには、入居する側もお店を出す側も、事前に物件の周辺がどんな場所で、自分の生活に合っているかどうかをよくイメージして判断する必要があります。
今回は「人が集まる場面に潜む近隣トラブル」を紹介しました。集合住宅において人が集まる場面では、近隣への配慮が不可欠です。歌声であっても、生活音の範囲を超える歌声は騒音とみなされるので注意しましょう。また、入居前に物件の周辺環境をじゅうぶんに確認することで、避けられる近隣トラブルがあるかもしれません。もし、近隣トラブルに困った時は入居者、店舗運営者関わらず第三者に相談することで、原因の特定や状況把握、今後の対策がスムーズになることもあります。ぜひ、覚えておいてくださいね。
次回は、寒い季節にぴったりの「スパイスの日」についてのお話です。
こちらもご期待ください。