Blog
- 【12月16日は「電話(創業)の日」】深夜の長電話が引き起こす意外な近隣トラブル
明治23年の12月16日に、東京と横浜の間で日本ではじめて電話が開通した日であることから12月16日は「電話創業の日」とされています。明治32年には東京と大阪の間で長距離電話が始まり、関東大震災からの復旧をきっかけに昭和元年に自動的に相手につながるダイヤル式が導入されたそうです。さらに全国の電話が完全に自動化されたのは昭和54年になってからのこと…!
今は当たり前のように使っている電話ですが、普及するまではこんなに時間がかかっていたんですねぇ。もしこの日に電話が開通していなかったら、今の私たちの仕事(電話での相談対応)も出来ていなかったわけですから、ちょっと感慨深い気持ちになりますね。そんなわけで、今回はよくある電話にまつわる近隣トラブル相談事例をご紹介します。
目次
①無自覚な長電話に注意!つい大きくなってしまう声によって起こる近隣トラブル
②「どうせ聞こえないだろう」ではなく住環境に合わせた近隣への配慮を
③近隣トラブルに困ったときは第三者を入れることが穏便な解決への近道
無自覚な声のボリューム等に注意!つい大きくなってしまう声によって起こる近隣トラブル
隣人の睡眠時間を奪ってしまう深夜の通話音
【内容】
一週間ほど前から深夜1時過ぎまで隣人の話し声が聞こえ続けて就寝が妨げられている。ほぼ毎日、平日にも関わらず続くので困っている。
↓
【ヒアリング結果】
該当の「隣人」に確認すると、最近深夜に電話することが多く、ついつい盛り上がってしまい声が大きくなってしまうため、今後気をつけるとの回答があった。
懐かしい友達や家族、恋人など、電話でつい盛り上がってしまうのは誰しもが経験することかもしれません。しかし、楽しいのは電話をしている本人とその相手だけであり、お互いの近隣住民にとっては迷惑になってしまっている可能性もあります。
こういったトラブルの場合、通話者本人は楽しい会話に夢中になってしまい、声が意外と響いていることや、遅い時間になってしまっていることに気付けていないケースがほとんどです。
電話をする際、少し意識を他に向けることでトラブルを避けられるかもしれません。
個人情報漏洩のリスクも?響く会話の内容
【内容】
夜寝ているとき、隣室に住んでいると思われる人が電話している声が聞こえてくる。話し声が聞こえること自体が気になるのはもちろんだが、仕事内容まで詳細に伝わってきてしまうことがあり、自然と職業や勤務先まで把握できてしまう。自分以外の部屋にも聞こえているのではないかと気になる。
↓
【ヒアリング結果】
電話の声の主に確認したところ、やはり近隣に話し声が聞こえている自覚はなかった。近隣住民に会話の内容まで詳細に伝わってしまっている旨を説明すると、それ以降は気をつけるようになったとのこと。
電話での会話は、部屋の構造や話をする場所によっては、思った以上に鮮明に周囲に伝わってしまうことがあります。集合住宅では、どのような人が周りに住んでいるのかわからないことも多く、知らず知らずのうちに個人情報を周囲に漏らしてしまうリスクも。
仕事関連の電話では、取引先の情報や機密情報が含まれる可能性もあるため、周囲への音漏れには細心の注意を払うようにしましょう。
「どうせ聞こえないだろう」ではなく住環境に合わせた近隣への配慮を
【内容】
隣室からの深夜の騒音がひどい。深夜2時〜3時頃まで長電話をしていて睡眠の妨げになっている。スピーカーフォンにして電話をしていることもあり、相手の女性の声まで聞こえてくる。壁が薄めの物件であることは承知しているものの、時間帯が遅すぎるため配慮が不足していると感じる。
↓
【ヒアリング結果】
音の主に確認すると、当初は映画を観ているためその音だと主張していた。しかし「人の声しか聞こえないこと」「効果音等が無いこと」「いつも同じ人の声が聞こえること」など具体的な状況を伝えたところ、電話をしていた事実を認めた。
「どうせ聞こえないだろう」と思って電話をしていても、近隣に声が響いてしまうケースは決してめずらしくありません。特に壁の薄い物件では、通常の会話でも予想以上に音が伝わりやすいもの。
住環境の特性をある程度理解し、深夜のスピーカーフォン使用を避けるなど、時と場所に応じた適切な配慮を心がけることが大切です。
近隣トラブルに困ったときは第三者を入れることが穏便な解決への近道
今回は、電話による近隣トラブルとその事例を紹介しました。
深夜の長電話や大きな声での会話は、知らず知らずのうちに周囲の生活に影響を与えてしまう可能性があります。また、会話内容が筒抜けになってしまい、情報漏洩のリスクが潜んでいることも。
住環境に合わせた適切な配慮を心がけ、お互いが気持ちよく生活できる環境を作っていきましょう。
人によってたばこのにおいや煙の感じ方はそれぞれで、喫煙に関する近隣トラブルも後を絶ちません。ベランダでの喫煙や、タバコの臭いの問題など、集合住宅ならではの課題も多くあります。
2月1日の「タバコの日」にあわせて、タバコにまつわる近隣トラブルについてご紹介します。
また、近隣トラブルを起こさないようにすれば良いだけでなく、自分が近隣トラブルに巻き込まれないように対策をすることも大切です。
「上の階の住人の足音や声が気になる」
「隣の部屋からの音が響いていて困る」
そんな近隣トラブルに巻き込まれないようにするためには、自身での直接対応は避け、近隣トラブル解決支援サービスを活用するなど、第三者を入れるようにしましょう。
■株式会社ヴァンガードスミス
【事業内容】トラブル解決支援事業
【提供サービス】
近隣トラブル解決支援サービス
「Pサポ」
カスハラ支援サービス