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 今回は、年度中に1回開催される各事業所から全社員が参加する「2025年度全社員研修」についてのイベントレポートをお届けいたします。

    

研修のテーマは「アウトプット」。

「アウトプット能力の重要性を知る」「アウトプット能力の向上」大きく2つの目的を掲げ、全国から51名の社員が東京に集結しました。

 近隣トラブルの解決支援サービスをメイン事業とし、全国に当社のサービスを届けるべく日々研鑽を積んでいる当社。営業部であればお取引先様への説明、企画部であればやりたい企画内容の共有、相談員であれば相談者との対話等、どの部署においても重要視されるアウトプット能力。

 誰もが分かる言葉で、齟齬なく自分の考えや提案を伝える。営業部も企画部も相談運営部も、全員がまだまだ足りていない。こんな当社の現状を打破するべく、業務を齟齬なくスムーズに進めるための意識づけおよび練習の場として、本研修をセットしました。

 


【研修当日の流れ】

1.代表取締役による事業説明

2.グループワーク

3.プレゼンテーション

4.結果発表




それでは、当日の様子をお届けいたします!

▲研修開始前の緊張感あふれる様子

 

1.事業説明

 入社して間もない社員も多く、改めて社員一同で共通の認識を持ち、同じゴールを目指すためにも田中社長から当社の事業と理念に関する説明をしてもらいました。

 もちろん、これも田中社長のアウトプット練習の場です。幾度となく各所でしてきた説明ではありますが、今回は社長にも指定のプレゼンテーション時間の厳守!を命題としてお願いしています。

 時折頷きながら聞き入る社員達。分かっていたつもりでも改めて社長の言葉で聞いてみると新たな気付きがあったり、深い感銘を受けたり―――業務を遂行する上で、良き刺激となったように思います。

※もちろん田中社長は時間通りに事業説明を終了しております。

 

 

2.グループワーク

 本研修のグループワークでは、7名7組に分かれて『自社の魅力が伝わるプレゼンテーションの制作』にチャレンジしました。

 制作時間はTOTALで145分。この中でいかにヴァンガードスミスの魅力が伝わるプレゼンテーションを作り上げるか。またプレゼンテーションの制作において自分がどう関わっていくのか、チーム内における自分の役回りを見出す能力も問われます。(チーム内での自己表現方法の発見)

スタートするや否や各チームでは活発に意見が飛び交い、まさに議論百出。この路線でいくのが良いのでは?プレゼンターの負担をどう減らすか?プレゼンターはとにかく喋りの練習だけしとけ、等チームによって方針が全く異なる様子が大変興味深かったです。

 意外なリーダーシップを発揮する者や、こんな鋭い意見出せたのか!と思わせる者、普段の業務では見えなかった意外な一面を見ることもできました。

 

 グループワーク中は審査員がチームの間を見て回り、時折進捗を訊いたり制作中のデータについて訊かれたりするチームもいました。プレゼンテーションに慣れないメンバーが、どのような着眼点を持って自社の魅力を伝えるのか興味津々の様子でした。

▲グループワークにいそしむ社員を見て回る審査員

 

 あっという間に時間は過ぎて、プレゼンデータ提出の時間に。余裕のあるチーム、ギリギリまで粘るチーム等、またそれぞれに特色が出ていたように思います。

 運営が爆速で制作データの集約を行い、プレゼンテーションの準備が着々と進み・・・

次はうれしはずかしプレゼン発表!!!

 

 

3.プレゼンテーション

 いよいよプレゼンテーションの発表です。

 プレゼンターとして指名されていた社員(いずれも入社から日が浅いメンバーをあえて指名しています)はグループワーク中に覚悟を決めたのか、どことなく晴れやかな顔。くじ引きで決定した発表順通りに進行し、予想していたよりもハイスピードで進むプレゼンテーション。

 

各チームの発表内容は、以下の通りです。 ※発表順に記載

【チーム①】
他のチームとは唯一異なり、当社の福利厚生等にスポットをあてた内容

【チーム⑧】
当社が提供するサービスがカバーできる領域を意識し、「影のヒーロー」をキーワードに展開

【チーム②】
警察官時代の実体験を語り、その経験があるからこそ気付けた…のエモさで当社の価値をアピール

【チーム⑤】
当社の強みを端的に協調した内容。海外のプレゼンターを意識したスタイルで聴衆を魅了

【チーム⑦】
トラブル解決=幸せ、世帯人数に着目して数字で当社サービスの有用性を表現

【チーム④】
「元警察官」を前面に押し出し、響かせたい層へのアタック力およびプレゼン資料構成力バチ高

【チーム③】
事件は減っているが体感治安が悪化していることを主軸に、最終的に養成学校の設立を目指す超展開

▲プレゼンテーションを披露するメンバー

 

 PPTの操作に慣れないプレゼンターが続出し、当社の新たな課題を発見。しかし、いずれのチームも不慣れを乗り越えてチームを背負い、チームのために頑張る姿が印象的でした。普段の近隣トラブルの解決をサポートする相談業務における愚直な姿とオーバーラップする場面もあり、採点集計で必死になりながら涙を拭う運営でした。

 自チームの発表前後にチームメイトを鼓舞する声が上がったりする等、短時間であってもチームとしての絆を築けた様子も見て取れ、グループワークの目的は一部達成できたように思います。

 

4.結果発表

 巻きの発表となりましたが、予告時刻前から全員着席して静寂に包まれる会場。時間前行動は元警察官が多い当社の特徴の一つかもしれません。

 さて。結果ですが・・・

 

【優勝】チーム④

 プレゼン資料制作のツボを抑えた構成。制度や仕組みに言及する量ととエモさの比率がちょうどよく、審査員全員に響いた模様。またプレゼンターがプレゼン慣れしている感があり、抜群の安定感を見せました。

▲勝利を喜ぶチーム④メンバー

 

【2位】チーム③   【3位】チーム⑥   【4位】チーム⑦

【5位】チーム②   【6位】チーム⑤   【7位】チーム①

 

 勝ったのは1チームだけですが、普段の業務ではプレゼンテーション制作等を経験しない部署に所属するメンバーも、プレゼンに慣れたメンバーも、1つの結果を得るために一丸となって協力できたと思います。皆が一人(プレゼンター)のために自分ができることを見つける、自分の役割を理解して立ち回る、チーム内での自分の活かし方を知る―――会社として強い組織になろうと思った時に、社員一人一人のレベルアップはマストです。アウトプット能力向上の第一歩の場として、部署間を越えた協力体制構築の一端として、本研修が社員にとって何かしらの成果をもたらしたと思っております。

 

 来年度は何をしようか――――と想いをはせながら、2025年度全社員研修のレポートを締めくくります。

 ご精読ありがとうございました。