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- 【近隣トラブル】放っておくと3年以上の長期化になる可能性も!身の危険を感じたことがある人は5人に1人!
【近隣トラブル】3年以上の長期化になる可能性も!さらに身の危険を感じたことがある人は5人に1人!
近年、"近隣トラブル"を元に、不安になってしまうニュースを聞くことが増えてきました。「私も近隣トラブルに巻き込まれる可能性があるかも…」。そのような状況の中、弊社では引っ越し・新生活シーズンで多くの人が懸念する”近隣トラブル”に関する調査を行いました。近隣トラブルに遭遇したことがある一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)20~69歳の男女500名を対象に、経験した近隣トラブルのジャンルやその内容、トラブルに直面した際の相談先などについて尋ねました。
今回の記事は、以上をまとめた記事になります。
【目次】
直近の調査リリース
近隣トラブルで圧倒的1位は「騒音」!さらに近隣トラブルが原因で引っ越した経験のある人は5人に1人も
~解決に至りにくい近隣トラブルの適切な相談先とは~(以前の記事はこちらをクリック)
【調査概要】
・調査機関:2023年2月8日(水)~2023年2月13日(月)
・調査機関(調査主体):(株)ネオマーケティング
・調査方法(集計方法、算出方法):インターネット調査
・調査対象:一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)20~69歳の男女500名
◆近隣トラブルによる被害は長期化傾向!
調査の結果、近隣トラブルによる被害は長期化する傾向があることが分かりました。被害の継続年数について回答があった人の内、74%(115人)が半年以上の長期化状態にあると回答をしており、「3年以上」と回答した人は最も多い27%(66人)という結果になりました。
近隣トラブル長期化の原因! 重要な課題は「相談先がない」こと
近隣トラブルに遭った人が相談の際に困ったこととして挙げていた内容から、「相談先がない」ということが近隣トラブルの最も重要な課題であることが分かりました。 具体的な内容としては、「管理会社に相談したけど、いい加減に対応された」、「市役所に相談したが、我慢するしかないと言われた」、「警察に相談しても民事不介入なので対処が難しいと言われた」などの内容があり、近隣トラブルの相談先として想起されやすい管理会社・役所・警察には、適切に解決に導くような対応を期待できないことが分かります。 これには、近隣トラブルという分野での法整備の壁や適切な相談先の不明等により事件予防の観点では具体的な対策が行いにくいためであると考えられます。また、近隣トラブルは法的判断を要する「事件」とは異なり、必ずしも「被害と加害」の関係に当てはまらないこともあるため、適切な対処がなされない場合に長期化してしまう可能性があります。
近隣トラブルで身の危険を感じたことがある人は5人に1人!衝撃的なその内容とは
近隣トラブルを経験した方の内、身の危険を感じたことがある人は約5人に1人(18.6%)も存在していることが分かりました。
具体的な内容としては、「包丁を持って部屋に来られた」、「包丁を持った相手に追いかけられた」、「留守中に住居に不法侵入された」というような危険性の高い内容から、「玄関の前で怒号を発せられた」、「怒鳴りこみに来た」など、当事者同士での解決に踏み出してしまい直接口論となったケースも多く見られました。また、「相手とばったり会ってしまった際に口論になり危険を感じた」、「たまたま遭遇し胸ぐらを掴まれた」というような、意図せず遭遇してしまい口論や暴行に発展してしまったケースもありました。
これらの内容からも、近隣トラブルの解決には直接的な当事者同士の論争によるリスクや、当事者自覚がないまま月日が経過し、突発的な事件となることを避けるため、①直接当事者同士での解決をしないこと、②重篤化する前段階での早期解決をする、 という2つのポイントが非常重要であると考えられます。
相談先についてまとめた記事はコチラ⇒【近隣トラブル】悩んでいる方は必見!!困った時の対処法と相談先
些細なトラブルも気軽に相談できる社会防犯機能の必要性
冒頭でもお伝えしたように、近隣トラブルに起因する深刻な事件などの報道を目にする機会が増えてきました。これらの近隣トラブルに起因する事件は、日常の些細なストレスが蓄積され、どこかのタイミングで一方の感情が爆発してしまい事件化してしまうというケースがほとんどです。 つまり、誰にでも起こり得る可能性があることになります。今回の調査結果からも分かるように、近隣トラブルに遭った経験がある人は多い一方で、適切な相談先の存在が不明瞭であることがわかりました。 近隣トラブルの当事者同士での話し合いは、互いに感情がエスカレートしてしまいトラブルが事件にまで発展してしまう可能性も含んでいます。事件化のリスクを避けるためにも、双方の主張をヒアリングし、妥協点を見つけ、解決に導くことができる第三者としての社会機能の存在が非常に重要であると考えられます。 誰もが安心して暮らせる社会を実現するためには、日常の些細な困り事や心配事でも第三者へ気軽に相談できる仕組みを創り、トラブルを事件化させないよう未然防止していくことが重要です。
■株式会社ヴァンガードスミス
【事業内容】トラブル解決支援事業
【提供サービス】近隣トラブル解決支援サービス「Pサポ」「mamorocca(マモロッカ)」