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2023年3月2日に弊社HPのプレスリリースにて掲載させていただきました『近隣トラブルに遭遇したことがある一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)20~69歳の男女500名を対象にしたアンケート調査』の内容を深堀りした内容の記事になっています。

【調査概要】
・調査期間 :2023年2月8日(水)~2023年2月13日(月)
・調査機関(調査主体):(株)ネオマーケティング
・調査方法(集計方法、算出方法):インターネット調査

 

<目次>

 

近隣トラブルの圧倒的1位は"生活音/騒音関連"

近隣トラブルに関するアンケート調査の結果、以下のご解答をいただきました。

圧倒的に多い近隣トラブルとして票が集まったのは生活音/騒音関連

コロナ禍で在宅ワークが普及してきたからか、音に関する問題に悩まれている方が多い結果になりました。

以下の内容はランキングごとに弊社に聞こえた近隣トラブルの声のまとめ、その問題に関するアドバイスをさせていただいております。

1位 生活音/騒音関連

次に各位の具体的な被害状況について解説していきたいと思います("その他"は含まず)。

前章でも述べましたが、近隣トラブルに関する問題の圧倒的1位は"生活音/騒音関連"になっています。具体的な内容としては、

『深夜に騒がれてうるさかった』

『上の階の子供の歩く音や遅くまで騒ぐ音がうるさかった』

などの、生活音/騒音に悩んでいる方がいることが分かりました。

他にも『ピアノの音がうるさい』『テレビの音が気になる』などお住いの環境によって違うため、"騒音被害"と一言でまとめるには難しい問題であることがわかりました。

 

生活音/騒音関連の近隣トラブルで起きた事件まとめ

日本初の騒音が事件に繋がった"ピアノ騒音殺人事件"

【近隣トラブル】兵庫県の路上で起きた殺傷事件について

【近隣トラブル】2021-女子大生放火殺人事件

【近隣トラブル】20年もの長期に続いた近隣トラブルが殺傷事件へ発展 宇都宮・狩猟殺傷事件

 

2位 臭い(タバコ、悪臭)

近隣トラブルの第2位は"臭い(タバコ、悪臭)"。

例えば、タバコをベランダで吸う方が居た場合、煙が洗濯物に付いてしまい迷惑となる場合があります。

ベランダはエントランスや共用廊下と同じく共用部分にあたります。

外だから良いと思わずに、周りへの影響も考えて吸うように心がけましょう。

喫煙者からすれば『これくらい...』と思ってしまいがちですが、非喫煙者からすれば少しの煙でも非常に不愉快に感じるケースがあります。

特に感じ方の個人差が大きいので、対応が難しい問題ではありますが、少しの配慮で関係の悪化を防ぐこともできます。

3位 駐車/駐輪関連

近隣トラブルの第3位は"駐車/駐輪関連"。

『アパートの通路に原付が駐車されていた』『自転車の止め方が雑すぎる』などの事例があります。友人を呼んだ際に、近くに駐車場が無いから集合住宅の空いている"駐車禁止"とされているスペースに少し停めてしまうなど、気持ちはわからなくもないのですが"駐車禁止"とされているのならばやはり停めるべきではありません。

『ここに置いても迷惑にならないからいいでしょう』という意見もあるかと思いますが、自分がルールを守っているのに、他人がルールを守っていないと不快になるのが人間の性。公共のルールは守りましょう。

4位 ゴミ出し関連

近隣トラブルの第4位は"ゴミ出し関連"。

『異なる曜日にゴミを出していた』が主なアンケート調査の結果でした。

なぜ"異なる曜日にゴミを出してはいけないのか?"と考えると、放火問題が大きな要因になってきます。他にも燃えるごみを前日から出していると、異臭の原因に繋がるなどのことはみなさんも想像が出来ると思います。

では"放火"と"ルール破りなゴミ出し"がどう繋がっていくかと言うと、放火犯はゴミ置き場に置いてあるガス缶などの可燃性のあるものから引火させることが多いからです。『朝ゆっくりしたいから、夜のうちにゴミを出したい』という方が多いと思われるのですが、ゴミを一晩置いておくことは先述の理由からとても危険な可能性に繋がってしまいます。

異臭、放火の近隣トラブルを防ぐためにも曜日を守ったゴミ出しを徹底しましょう。

5位 勘違い

近隣トラブルの第5位は"勘違い"。

「騒音元と勘違いされ、家に訪問してきた」「水のトラブルの原因が我が家だと勘違いされた」など相手が勘違いをしてトラブルに発展するパターンもあります。

足音や生活音、テレビの音などが聞こえてくる方向の人が起こしているとは限りません。その理由としては建物の構造が大きく関与しているからになります。

例えば、上の階から聞こえていると思っていた足音が、実は下の階からのものであったということがあります。この勘違いは換気扇のダクトの構造上、下の階の方と繋がっていた場合、音や振動がダクトを伝って響くことが原因になります。

一時の怒りでやり返すなど、感情のまま行動するのではなく、第三者に相談するようにしましょう。

5位 ペット関連

近隣トラブルの第6位は"ペット関連"。

先述の"勘違い"と同じ票数になります。

このペット関連は近隣トラブルにあったことのない人でも想像がしやすい内容になると思います。

『ペットの鳴き声がうるさい』『フンの臭いが気になる』など今までのランキングに出てきた内容のものが複合的に含まれる近隣トラブルになります。このトラブルに関しては、そもそもペット可の集合住宅に入居しているため仕方ないという見方もあるかと思います。しかし問題なのがペット不可とされている集合住宅で起きてしまった場合です。

そもそもペット不可の集合住宅でペットを飼っていること自体が問題なのですが、そのルールを無視して生活している方もいるのが現状です。直接注意をしに行くと、更なるトラブルを産んでしまう可能性があるため控えましょう。

またペット可にしろ、鳴き声や臭いの限度はありますので躾をしっかりと行うことを飼育者の方は改めてご確認していただけたらと思います。

7位 植木/庭関連

近隣トラブルの第7位は"植木/庭関連"。

『私の庭は大丈夫』と思っていても、実は近隣住民にストレスを与え、近隣トラブルに繋がることも。持ち主以外が他人の木の枝などを切ることは法律で禁止されているので、めんどくさいことを避け"少し我慢している"だけの状態が続いているだけかもしれません。

枝葉が伸びていると通行人や車に傷を負わせてしまう可能性があったり、日光を遮ってしまうこともあります。越境している木や枝葉はすぐに剪定をしましょう。

また迷惑が掛かっている方も、相手が気づいていないだけのケースもあります。冷静に現状を伝え、気持ちのよいご近所関係を保ちましょう。

8位 境界関連

近隣トラブルの第8位は"境界関連"。

一戸建てを購入した後に起こりやすい近隣トラブルになります。

"隣地境界線"と呼ばれる、ある土地と、そのある土地の隣の土地との境を示す線が必ずあります。この隣地境界線を巡って、塀や建物を建てる際のトラブルになることが多いです。様々な問題、慣習がありここではまとめきれないので、別記事にて取り上げたいと思います。

9位 挨拶関連

近隣トラブルの第9位は"挨拶関連"。

『新しく引っ越してきた人から、引越しの挨拶が無い』

『工事をすることを知らなかった』

など先行して挨拶をしていれば、防げていた可能性のある近隣トラブル。その集合住宅、一戸建てに引っ越した先には何十年も前から住んでいる"地元の人"がいる可能性があります。地元の人の中には『私が長く住んでいる土地に引っ越してきて、なんで挨拶がないのか!?』と逆上してしまう方もいらっしゃします。そのようなトラブルを未然に防ぐためにも引っ越し時に加え、日常の挨拶をすることによって余計なトラブルを避けることができます。

また、家具組立など室内での工事音、ペットや子供が音を出してしまい迷惑がかかりそうな場合など、先に近隣へ挨拶をすることで、トラブルを防げる可能性もあります。

10位 汚部屋、汚屋敷関連

近隣トラブルの第10位は"汚部屋、汚屋敷関連"。

※ランキングにあります、"その他"は割愛しております。

先述のランキングの中にありました『臭い』『境界関連』...など様々なトラブルが複合的に含まれる問題になります。『私の部屋だから!!』と思っていても、臭いが近隣の部屋に伝わってしまうことがあります。他にもゴミが増えすぎたので玄関に置く、それが積もって隣の土地に侵入してしまう可能性もあります。

汚部屋の基準を作る、示すことは難しいですが近隣に注意されたら素直に受け止めることを心がけておきましょう。

まとめ

近隣トラブルが起きた際の相談先については別記事でご紹介するのですが、まずは冷静になり直接言いに行くことは、新たなトラブルを産んでしまうことがあるので避けた方がいいでしょう。

そしてこの記事を読んで"自分も迷惑を掛けていないか"ということを省みて、改めて集合住宅、地域のルールを確認してみましょう。

子どもの足音がうるさい、ペットの躾にまだ時間が掛かりそうなどすぐに解決出来ないことがわかっているのであれば、近隣に事前に申し出ることも大切です。

 

■株式会社ヴァンガードスミス

【事業内容】トラブル解決支援事業

【HP】https://v-smith.co.jp/

【提供サービス】近隣トラブル解決支援サービス「Pサポ」「mamorocca(マモロッカ)」